序章

時は22世紀末、西暦2193年。地球は北米大陸、ロシア、EUが手を組み誕生した“北半球統一連合”と独自の自治権を主張する“南半球同盟”の2大勢力に分かれ各地で小規模な軍事的衝突が起きていた。
北半球、南半球と呼ばれているが、中国、中東諸国等、自国の自治権を主張する国家は北半球に在りながら南半球同盟に加わり物資や資金援助をしていて明確に赤道上で2大勢力が分かれている訳ではない。
西暦2193年4月1日、オーストラリア大陸北部を行軍中の南半球同盟の戦車部隊は突如現れた3体の「聖殻」により恐怖のどん底にたたき落とされた。
それは身の丈20メートルもある巨大な人型兵器で3機とも凄まじいスピードで戦車隊列に踊りこみ次々戦車を踏み潰し、また圧倒的な火力で戦場を火の海とした。そして総勢150両もの最新鋭の戦車部隊はわずか13分で文字通り全滅した。
しかしこの「聖殻」のデビュー戦は4月1日だったこともあり、この戦闘の映像は全世界に公開されたが誰もがCGによる北半球統一連合のプロパガンダだと信じて疑わなかった。だが聖殻の戦闘を目の当たりにした現場の軍人達だけは、その予想以上の成果に兵器の新時代が来たことを感じたと言う。そしてこの出来事は後の歴史に「エイプリルフール・ナイトメア」と刻まれた。







































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